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済渡寺の歴史

The brief history of Saidōji temple

 

 

 739年(天平11年)僧・行基がこの地に草庵を結び、

811年(弘仁2年)の春、空海(弘法大師)がこの草庵を済渡寺(さいどうじ)

と命名し、開創されたと伝えられております。

 

 

弘法大師がこの法曽(ほうそ)の地を訪れた際、当時の農民から

「この法曽の地では、死産難産が多く、安産の仏様を創って欲しい」と頼まれ

一刀三礼(いっとうさんらい)(一度鑿(のみ)を入れて三辺お拝する)

しながら、安産の仏様(子安観音)を創って祀ったと言われています。

それ以来、死産難産が無くなり、多くの善男善女がこの子安観音に参られ、

今日に至ります。

現在では、花菖蒲と紫陽花の寺としても広く知られている。

花菖蒲の見ごろは6月下旬。

紫陽花の見ごろは7月上旬。

​毎年6月最終日曜日には、子安観音大祭を開催し、

多数のお参りと観光客で賑わう。

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